釜山地方気象庁(2004.7)
 
市記念物51号 釜山地方気象庁(2001.10指定)
釜山広域市中区大庁洞
 
韓国における近代気象観測は、
1904年の日露戦争を契機とし、日本・中央気象台臨時観測所として
3月に木浦、4月に釜山・仁川・元山、5月に龍岩浦で気象観測が開始された。
 
龍頭山公園のすぐ北、伏兵山の頂にそびえるこの建物は、
1934年に新築・移転したもので、
2002年1月に釜山地方気象庁が東莱庁舎へ移転した後も
気象観測所として使用されている。
 
なお、敷地立入り及び撮影には許可が必要。
 
 
建物のデザインは船をイメージしたユニークなもので、側線を強調している。
なお、建物正面に貼られた煉瓦風タイルは後に貼られたもの。
 
 
建物背面
 
 
 
建物側面及びコーナー
あまり大きな建物ではないが、周囲に建物がなく、
独特なデザインの効果もあって、かなり存在感がある。
 
建物入口は側面にあるが、建物内部は撮影禁止。
窓をよく見ると、建築当初のものと思われる上下開閉式のもの(茶色の窓枠)と、
後に改修したと見られる左右開閉式のもの(黒の窓枠)が混在している。
 
 
敷地内に打ち捨てられていた日本語石碑
日本統治期に道標として伏兵山のふもとに
置かれていたものであろうか。
 
 
また、気象台のすぐ下の民家には、
かなり保存状態の良い日本式の蔵も。
 
 
 
 

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