麗水 突山島 北朝鮮・半潜水艇展示館(2004.10)
 
全羅南道麗水市突山邑栗林里
 
98年12月に撃沈された北朝鮮の半潜水艇を引き揚げ、
第一発見地である突山島に展示したもの。
 
 
  
(左)展示館入口。入口脇の船は2003年に検挙された中国の密航船
(右)展示館全景
 
 
  
半潜水艇:全長12.53m、幅2.945m、高さ1.04m、重量11.5t
搭乗員数:6〜8名
速度:浮上時40〜50ノット、潜水時6〜12ノット
潜水可能深度:20m
 
半潜水艇は主に工作員の上陸・回収作戦に従事し、
浮上時でも水面上に現れるのは60〜70cm程度であるため、
夜間に肉眼で発見するのは困難であるとのこと。
 
また、レーダー波を吸収する特殊塗料を使用しているため、
レーダーによる捜索も難しいという。
 
 
  
韓国海軍の艦砲射撃により破壊された部分
 
 
  
半潜水艇から引き揚げられた北朝鮮軍の装備
 
 
  
(左)展示館の脇に保存されている韓国海洋警察の巡視艇
(右)巡視艇の操舵室にあった防諜箱(赤い箱)。何に使うんでしょうか?
 
 
  
操舵室内に貼られた北朝鮮艦艇・航空機の識別図(左)と、
魚雷回避方などが書かれたマニュアル(右)
 
なお、操舵室の天井にはスズメバチの巣があるので気をつけて下さい
(知らずに入って撮影し、天井を見て真っ青になりました^^;)
 
 
  
半潜水艇を発見した哨戒所(荏浦:突山島の南端部)
入口には部隊が大統領から表彰されたことを記念する碑が建っている。
 
96年と98年に起きた北朝鮮潜水艇の侵入事件では、
第一発見者がタクシー運転手や漁船の船長であったため、
「韓国の海はタクシー運転手と漁師が守る」
という笑い話が流行っていた。
 
そうした背景もあってか、展示館等では、
「韓国軍が発見し、韓国軍が撃沈し、韓国海軍が単独で引き揚げた」
という点が妙に強調されていた。
 
 
 
 

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