(三浦開港地)塩浦跡(2004.6)
 
蔚山広域市北区塩浦洞
 
塩浦は1426〜1510年の三浦開港時期に、
乃而浦(又は薺浦、現在の熊川)、富山浦(現在の釜山)とともに
日朝貿易の開港地であった。
 
現在は、蔚山広域市北区塩浦洞として地名にその名を留めており、
現代自動車の工場群がひしめく輸出の一大拠点となっている。
塩浦洞の塩浦三叉路には三浦開港地を記念した碑が建っている。
 
 
塩浦3浦開港地記念碑(2001年建立)
碑文の内容は、開港に合わせた朝鮮水軍の編制と郷土愛を訴える記述が中心で、
日朝間の交易や日韓関係については殆ど触れていない。
 
 
塩浦三叉路から車で5分程離れた東区方魚洞には、
現代の塩浦とも言うべき蔚山港国際旅客ターミナルがある。
2002年に蔚山〜小倉を結ぶ高速船(ドルフィン号)が就航したが、
営業不振によりわずか2年足らずで廃止され、2004年7月現在就航している船はない。
誰も訪れる事のないはずのターミナルであるが、
観光案内所にはまだ職員がいたのが不思議であった。
 
 
 
 

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